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ブルーベリー栽培Q&A

日本ブルーベリー協会会報誌「ブルーベリーニュース」にて掲載された栽培相談です。ぜひ栽培にご活用ください。

Q:枝先の葉が突然黄変したが…

【ご質問】
昨年、ブルーベリーの株全体に、突然枝先の葉が黄色くなるものがありました。6月ごろ、台風が過ぎて2〜3週間後に起こり、秋に突然枯れました。病気でしょうか。枯れる前に回復させるには、どんな処置をすればいいでしょうか?
症状が出ているのは、2011年に植えたラビットアイのティフブルー3本です。植えてあるのは、北に傾斜している畑ですが、一番下では、大雨の時に雨水に浸かってしまいました。肥料は2011年10月に硫安、11月に菜種粕、液肥(ハイポネックス)、2012年2月に菜種粕、硫安、7月に化学肥料(14・14・14)、8月に液肥、12月に有機肥料を施していました。
(会員さまより)

根の回復を何よりもまず、はかりましょう

【回答】
根腐れによる障害と思います。ラビットアイはpHが高いことによる障害はあまり見られません。また、乾燥や過湿にも耐えられますが、数日間の停滞水による障害が出ます。土表面は過湿にならなくても地形によって地中に停滞水がたまり根に障害がよく出ます。ラビットアイ種で生育旺盛気に、枝先全体に葉が黄色くなり、心配しますが、秋になると収まることがよくあります。
枯れた株の根を全体に掘り取り、水洗いしてください。よく見ると、ブルーベリー特有のひげ根の吸収根が無いと思います。夏の大雨による根の痛みから黄斑がはじまり、夏の猛暑で水分吸収ができず、枯死したと考えられます。
枯れた所に再び植える場合は、植え穴の土を全部掘り起こし、新しい土とピートモスに交換してからにしてください。土の物理性を変えてから植え直してください。
また、まだ二年目の株では主軸枝の確保ができていないと思いますので、剪定時に花芽は全部切り落とし、シュートは半分から三分の二くらい切り戻し、来年の生育に弾みをつけ、根の回復を良くしましょう。強い枝の伸長により根も伸びます。地上よりまず根を作ってください。

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