ご挨拶 2020年3月

振動による害虫防除

弥生３月。例年であれば日本列島は桜開花前線の報道がにぎやかになされる頃合かと思いますが、連日新型コロナウイルスのニュースであふれています。これ以上拡大しないことを願うばかりです。
さて、ウイルスのニュースが多い中、先日の新聞に「振動による害虫除法」の記事がありました。

昆虫が振動に敏感だという特徴を研究し、緑の松を赤茶色に枯らしてしまう「マツノマダラカミキリ」の成虫に低周波の振動で逃避行動を起こさせるというものです。
低周波振動発生装置を使い松の幹に振動を加えると、カミキリは逃避したり、産卵をしなくなったりするこのこと。食害も阻止でき薬剤散布での防除よりも環境にやさしく、生態系の破壊も防げると注目されているとのことです。

この研究は「森林総合研究所」（茨城県つくば市）が進め実用化を目指しているとのことですが、カミキリ虫の害に困惑している果樹農家にも朗報ですし、ブルーベリーの根元に侵入する「マダラカミキリ」退治にも応用できるのではないかと思われますので、大いに期待されるところです。
これからもこのようなブルーベリーの害虫対策に広がりを見せてくれることを期待しております。
また、皆様からホットな情報を募っておりますので、是非事務局までお知らせ下さい。

なお、この研究機関は「（独）森林総合研究所・森林昆虫研究領域　高梨主任研究員」です。ネットにも情報が掲載されています。

　

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一般社団法人日本ブルーベリー協会　事務局