全国産地シンポジウム開催地の岐阜県からの情報です。
「ぎふ県ブルーベリー協会」の初代会長・吉村隆雄さんの記事が「日本農業新聞」に掲載されましたのでご紹介します。
吉村さんは「樹木医」の経験を活かし、ブルーベリー栽培に意欲を燃やしておりますが、その中で以下の点が、これからのブルーベリー栽培者にとって注目に値する点と思われます。
@ 「露地栽培」「ポット栽培」「ハウス栽培」の組み合わせにより収穫期間の延長で安定生産を図っている。→早生、中生、晩生の組み合わせ。
A 今年も摘み取り園は暑さ対策が悩みの種だが、ぶどう棚を設け、トイレの整備など来園者に快適な休憩場所を提供している。→快適な環境で集客力をアップ。
B 「ポット栽培」の利点(成長が早く収穫もはやくできる)を生かしている。
→初期投資額は大きいが労働力の分散にもつながる。
C 他の栽培のリスクを低減するために上記の3つの栽培法を取り入れている。
→長い経験からそれぞれの長所・短所を生かしている。
D 暑さのため摘み取り園営業を見合わせているが、ギフト用の大玉品種を取り入れるなどで全量予約販売に力を入れている。
→暑さ対策の他来園者を待つ時間が無駄と吉村さんは考えている。
E 産地間競争に対応できるよう協会の仲間との連携によりブランド化を
進めている。
→グループを作り情報を共有している。
今後の「ぎふ県ブルーベリー協会」の取り組みに期待したいと思います。